ひとつ前の記事では、ChatGPTやGeminiなどのAIを使って、中国語を勉強する7ステップをご紹介させていただきました。▶AIで中国語を学ぶ7ステップ
進化が止まらないAI。質問するとすぐに答えてくれたり、スルスルっと中国語の文章を作ってくれたりと、中国語学習の環境が激変した感があります。
では、実際にAIを使えば本当に中国語は話せるようになるのでしょうか。
この記事では、管理人が実際にAIを使って中国語学習をためしてみて感じた
・AI中国語学習のメリット
・AI学習の落とし穴
・おすすめの学習方法
についてご紹介させていただきます。
結論から先に申し上げると、確かにAIは中国語学習にとても役立つツール。ですが、特に中国語に関してはAIだけで完結するわけではない。です。
じゃあ、どうしたらいいの?ですが、AI+生身の人によるオンラインレッスンを組み合わせることで、中国語学習の効果が高まると確信しました。
AIで中国語は本当に話せるようになる?

結論:AIを使うことで中国語の会話力を伸ばすことは十分可能です。
これまでの「恥ずかしい」を乗り越えた先に見える景色。的な語学学習と比べると、AIはその壁を取り払ってくれるとても便利な学習ツールです。
これまでの語学学習では
・参考書
・単語帳
・音声教材
などを使って勉強するのが一般的でしたが、AIを使えば
・自分専用の中国語教材を作る
・リスニング練習
・会話練習
など、すべて一人で完結できます。

管理人が中国語の勉強を始めた2000年頃は、まだガラケー時代。AIは夢のまた夢でした。参考書、単語帳、文法書、HSKや中国語検定などの問題集も全て紙で、辞書も分厚い本でした。そういえば、マンツーマンレッスンの音声をカセットテープに録音して聞き返してました。
AIを使えば、自分のライフスタイルに合った中国語教材を作ることができます。つまり、
「あなたがいつも話している内容の中国語教材」を作ることができます。
管理人が実際にAIを使ってみて感じたのは、AIにはメリットと同時にいくつかの落とし穴もあるということでした。デメリットは他の外国語学習と同じ面と、中国語特有の部分があります。
では、ここからは、まずAI中国語学習のメリットから見ていきましょう。
AIで中国語を学ぶメリット

まず、メリットです。AIを使った中国語学習には、これまでの語学学習にはなかった革新的なメリットがあります。
自分専用の中国語教材を作れる
AIの最大のメリットは、自分専用・あなただけの教材を作れることです。
従来の語学学習では
・単語帳
・参考書
・会話テキスト
などを使うのが一般的でした。誰もが同じ内容を勉強していくことになります。
ですが、AIを使えば、自分の生活に合わせた中国語教材を作ることができます。
例えば
・朝のルーティン
・好きな食べ物
・趣味
・旅行
・最近の出来事
など、「普段自分が話している内容」を中国語教材にすることができます。
語学学習が挫折する大きな要因は、勉強する内容が自分の実態とはかけ離れているから。
「こんなシチュエーション、私には起こらないなぁ」や「学生じゃないからキャンパスライフの言葉はいらん」などなど…
なので、「実際に使う言葉を覚えること」がとても大切です。その点、AIを使えば、自分の生活に直結した中国語を学ぶことができます。

管理人は、朝起きたらまずコーヒーを淹れて外の景色眺めながらゆっくり飲むので、そのことをAIとおしゃべりしました。
いつでも会話練習ができる
AIはいつでも会話の練習相手になってくれます。地味にこれは最強のメリットです。
・夜中
・早朝
・通勤時間
など、語学学校やオンラインレッスンなどでは会話練習ができない時間でも、AIなら練習できます。しかも、AIはイヤな顔ひとつせず、同じ会話を何度でも話してくれますし、エンドレスで付き合ってくれます。
結局のところ、語学学習で必要なのは「回数」、こればかりは「量より質」ではなく、まずは量をこなすことがとても大切です。
AIを使えば、会話の練習回数を思う存分増やすことができます。
間違えても恥ずかしくない
これは、もしかしたら、個人差があるかもしれませんが、AI相手の会話では、間違えても恥ずかしくありません。
語学学習では
・発音の間違い
・文法の間違い
などで、恥ずかしい思いをすることがあります(中国の方は大らかなので、周りからの反応というより、自分が「恥ずかしい」と思う。気がします)。
しかしAIは
・笑わない
・怒らない
・何度でも練習できる
という特徴があります。
ですので、初心者でも安心して会話練習をすることができます。
AI中国語学習の落とし穴

お伝えしてきたように、AIはとても便利なツールですが、実際に使ってみるといくつかの落とし穴もあります。あらかじめ、この点を押さえておくのが大切です。
中国語の発音はAIだけでは難しい
中国語は「発音(ピンイン)」と「声調」がとても重要な言語です。この音がピンイン通りに自分の口から出せるかに尽きます。
中国語の習得が難しいと言われる理由に、このピンインと声調を一緒に覚えて、出せるようになる。という点が大きいです。

楽器に例えてみますと、ピアノは鍵盤を叩けばドレミの音が出ますが、ヴァイオリンはドレミを出すのに練習が必要。中国語はヴァイオリンっぽいです。
日本語の母音は「あいうえお(aiueo)」の5つ、一方中国語の母音は「a,o,e,i,u,ü」の6つに「er」の7つ、特に「e」と「ü」は日本語にない音なので、難しいと言われています。
そこに、声調が加わるので、最初に発音と声調をしっかり押さえることがとても大事です。この部分は、AIだけで完全に理解したり習得するのは不可能です。
そのため、中国語の発音は
・先生
・ネイティブ
など、きっちり生身の人に教えてもらうことが肝要です。
一人だと続かない

AI学習のもう一つの落とし穴は「ひとりで継続するのが難しい」という点です。
AIはとても便利ですが
・強制力がない
・期限がない
という特徴があります。
人は
・締め切り
・約束
がないと、ついサボってしまうものです。
AI学習は自由度が高い反面、継続が難しいことがあります。
実際の会話とは少し違う
AIとの会話と、実際の人との会話は、やっぱり少し違います。
実際の会話では
・予想外の質問
・早いスピード
・発音の違い
など、AIとの会話に慣れていても、初めて人と中国語で話すと緊張することがあります。
そのため、AIだけではなく、相手の息遣いが分かる実際の会話練習はとても大切です。

ChatGPTの中国語は、英語ネイティブの人が話す中国語っぽい響きです。それはそれで親近感がわくのですが、中国大陸の人や台湾の人の話す中国語とは少しトーンが違うので、AIのほかに実際に人と話す機会は必要です。
AI中国語学習はオンラインレッスンと組み合わせると効果的

AI学習のメリットと落とし穴を考えると、すでに中国語の発音や声調をマスターされている方に、最もおすすめなのは
AI学習+オンラインレッスンの組み合わせです。
イメージとしては
AI=壁打ち練習
オンラインレッスン=実際の試合 のような関係です。
AIで
・単語
・文章
・会話練習
を繰り返しておくと、オンラインレッスンでも話しやすくなります。
逆に、AI学習をせずにオンラインレッスンを受けると
「何を話せばいいか分からない」
という状態になることがあります。
AIでインプットをしておくことで、オンラインレッスンの会話も楽しくなります。

初めて中国語を勉強される方は、先にオンラインやリアルで発音と声調を少し勉強されてからAIを使うのがおすすめです。発音練習ばかりだと口周りの筋肉が疲れるので、AIで雰囲気を変えて楽しみながら学習してください。
AI中国語学習シリーズ
当サイト「だけチャイ」では、AIを活用した中国語学習について、以下の記事でも詳しく解説しています。
・AIで中国語を学ぶ7ステップ
・ChatGPTで作る中国語会話テキスト
・AIで作る中国語単語帳
・Geminiで中国語ナローリーディングのやり方
AIを活用することで、中国語学習の世界が大きく広がります。
まとめ
AIを使った中国語学習は、とても便利な学習方法です。
AIを使えば
・自分専用の教材を作る
・会話練習をする
・リスニング練習
などを一人で行うことができます。
ただし、AIだけで中国語を完全に習得するのは、実際のところ難しいです。発音や実際の会話は、人と話すことで身につく部分が多いからです。
そのため、「AIでインプット→オンラインレッスンで会話」という学習方法がおすすめです。

押さえるところは押さえつつ、AIをうまく活用して、あなただけの中国語学習を続けていきましょう。


