AIを使うと、自分に合わせた「あなただけ」の中国語テキストを作ることができます。
ChatGPTやGeminiなどのAIを活用すれば、中国語の単語・会話・リスニング・スピーキングを、自分のライフスタイルに合わせて、楽しく、そして効率よく練習することができます。
この記事では、管理人・みなとが実際に作って使ってみたAI(ChatGPTとGeminiを使っています)を活用した中国語学習の7つのステップをご紹介します。
AIを使った中国語学習とは?従来の勉強法との違い
中国語を勉強されている中で、こんな悩みを感じたことはありませんか。
・単語帳の単語が、リアルの生活では使わなさそうな単語ばかり。
・参考書の会話が現実の会話と違う
・勉強しても、いざ話そうとすると言葉が出てこない
このギャップは、外国語学習をされている多くの方がぶち当たる壁です。

管理人の大学生になる息子は、幼少期を中国で過ごしたので、耳はいいとはいえ話せるわけではなく、目下、HSK4級の単語を勉強しています。ですが「こんな単語、使わないなぁ」と言っています。
外国語の学習は、単語や文法だけではなく
「実際の生活や、自分の言いたいことを言い表せるか」
がとても大切です。昨日も今日も明日も話すことや、友人となんなら1年後も話している話題こそが会話の中心になります。
そこで超絶・役に立つのが、AI(ChatGPTやGemini)を使った語学学習です。
AIを使うと、自分の生活に合わせた中国語テキストを、割と簡単に作ることができます。

AIの進化のおかげで、テキスト作成自体に中国語力は必要ありません。日本語で、あなたが普段おしゃべりしている口調で大丈夫です。管理人は関西弁で作りました。すごい時代になりました。
AIで中国語を学ぶメリット
AIを使った中国語学習には、これまでの語学学習にはなかったメリットがあります。
① 自分専用の中国語教材を作れる
従来の語学学習では、参考書や単語帳を使うのが一般的でしたが、AIを使えば、自分の生活に合わせた会話テキストを作ることができます。
例えば
・朝のルーティン
・好きな食べ物
・趣味
・旅行
・仕事や学校の話
など、あなたが普段話している内容をそのまま中国語の教材にできます。
つまり、「あなた専用の中国語教材」が作れるのです。
② いつでも会話練習ができる
AIの大きなメリットは、いつでも会話の練習相手になってくれることです。
語学学習では、会話の練習をする機会がなかなかありません。
しかしAIなら
・夜中でも
・早朝でも
・何度でも
中国語で会話練習をすることができます。
それに、間違えても笑われることもありません。もちろん怒られることもなし。
語学学習は「恥ずかしい思いをした回数」が多いほど上達すると言われますが、AIなら安心して何度でも練習できます。
③ 自分のペースで学習できる
AIを使った語学学習は、自分のペースで進めることができます。
例えば
・ゆっくりリスニングする
・同じ文章を何度も読む
・何回でも話す練習をする
こうした練習を、自分のペースで繰り返すことができます。
特に中国語は、声調や発音に慣れるまで時間がかかる言語です。
AIを使えば、焦らずじっくり練習できるのが大きなメリットです。
AIで中国語を学ぶ方法|ざっくり7ステップ
AIを使った中国語学習は、次の7つのステップで進めると効率よく会話力を伸ばすことができます。
- ① AIと日本語で会話して話題を作る
- ② 自分専用の中国語単語リストを作る
- ③ ナローリーディングで語彙を増やす
- ④ AIを使ったリスニングとシャドーイング
- ⑤ 1分間の中国語スピーチ
- ⑥ リテリングで中国語脳を作る
- ⑦ AIロールプレイで会話練習
これからご紹介する方法は
インプット → アウトプット → 会話実践
という流れで、中国語の会話力を伸ばしていきます。

語学学習は「とにかくアウトプット=会話」と思いがちですが、日本語でも共通の話題がなければおしゃべりが続かないのと同じで、話のネタを持っていないと、外国語である中国語では、それこそ一言も出てきません。まずは「話のネタ」のインプットありき。です。
一見すると少し手順が多く感じるかもしれませんが、AIを使えばすべて一人で進めることができます。機械音痴の管理人でもできたので大丈夫です。それぞれのステップを、順番に詳しく解説していきます。
ステップ① AIと日本語で会話して中国語学習の話題を作る
最初にすることは、AIと日本語で会話することです。
ここで中国語を使う必要はありません。
まずは、「自分が普段どんなことを話しているのか」を整理します。
例えば
・朝のルーティン
・好きな食べ物
・趣味
・旅行
・最近の出来事
といった内容が、自分専用の会話テキストの材料になります。あなたのリアルな毎日から会話の材料を集めてみてください。

音声入力は、GeminiでもChatGPTでもできます。それぞれの画面のマイクマークに向かって話しかけると、文字起こしをしてくれます。私はChatGPTがしっくりきましたが、Geminiも試されてみて、相性のいい方をご選択ください。
ステップ② 自分専用の中国語単語リストを作る
次にAIを使って
自分専用の単語リストを作ります。
例えば、「朝のコーヒー」というテーマなら
咖啡(kā fēi)コーヒー
手冲咖啡(shǒu chōng kā fēi)ドリップコーヒー
烧水(shāo shuǐ)お湯を沸かす
铁壶(tiě hú)鉄のおやかん
などです。
普通の単語帳との違いは、自分のリアルな毎日に直結していることです。
そのため、覚えた単語がすぐに会話で使えるようになります。
①②のやり方は、こちらで詳しく解説しています↓
▶AIで中国語単語帳を作る方法|ChatGPT・Gemini+Quizletで自分専用ボキャブラリー
ステップ③ ナローリーディング(狭义阅读/Xiáyì yuèdú)
次は「ナローリーディング」という学習法です。
これは1つのテーマを繰り返し読む方法です。

狭い(ナローな)範囲の事柄を深く掘り下げて繰り返し読むことによって、関連単語や表現が芋づる式でインプットできます。もともと、あなただけの会話から抽出した内容なので、毎日の会話に頻出する単語や言い回しが身に付きます。
例えば、「朝のルーティン」というテーマで
AIが
・短い文章
・会話文
などを作ってくれます。
同じテーマの文章を読み続けることで、普段の日本語の会話で使っている単語や表現が自然に身につきます。
ステップ④ AIで中国語リスニングとシャドーイング
次はリスニングです。
AIを使うと(現時点では、ChatGPTではうまくできなくてGeminiを使いました)
・テキスト読み上げ
・速度調整
・シャドーイング
などの練習ができます。
読み上げ速度も、0.5倍速→1倍速→2倍速
というように
徐々にスピードを上げたり落としたりして、ナチュラルスピードについていけるようにします。
中国語は、声調と音のリズムがとても大切な言語なので、AIの速度調整機能を活用して、擦り切れるまで聴き倒し、シャドーイング練習して下さい。

とにかく「音」と「リズム」に慣れるが早道です。
ステップ⑤ 1分間中国語スピーチ
ここからはアウトプットです。
AIに向かって、1分間中国語で話してみましょう。
ここまで練習してきた、例えば「私の朝の習慣はコーヒーを入れて飲むこと」などです。文法が多少間違っていても、AIが相手なので、恥ずかしくありません。
これまでの語学学習は「いっぱい恥ずかしい思いをした人勝ち」な勉強法でしたが(実際、管理人は、学習中も、中国語で仕事をしていた時にも、穴があったら入りたい間違いや失敗を思いっきりしてきました)、AIが相手だと羞恥心が邪魔する。という足かせはなくなります。
なので、大切な「覚えた単語を使おうとする」ことに一点集中できます。
話した内容をAIに文字起こししてもらい添削してもらうこともできます。

AIは必ず励ましてくれますし、夜中でも早朝でも嫌な顔一つせず同じトーンで対応してくれます。管理人が使ってみた実感としては、アウトプットの会話相手は現時点ではChatGPT一択です。ちなみにChatGPTの話す中国語は、英語ネイティブが英語なまりで話す中国語。な感じでちょっとかわいいです。
ステップ⑥リテリング(复述/fùshù)
次は、「リテリング」というトレーニングです。中国語を丸暗記ではなく、身に着けた単語を使って脳内でイメージした文章で語り直す練習です。
AIで、絵だけのイメージ図や、セリフのない4コマ漫画の画像を生成して、それを見ながら中国語で話します。

こうすることによって、脳内の日本語→中国語の回路を遮断して、ダイレクトに中国語で考える「中国語脳」を作っていきます。
慣れてきたら、3分→2分→1分と、時間を短く、凝縮して話すようにします。
このリテリングを繰り返すことで、日本語から翻訳するのではなく、イメージから直接中国語が出るようになります。単語や言い回しはインプットされている状態なので、これがスルスル出てくるようになるととても楽しくなります。
ステップ⑦ AIとロールプレイ
最後は、会話の実践練習です。ChatGPTの音声モードなどを使って、ロールプレイを行います。
例えば
・カフェで注文する
・旅行先で質問する
・ホテルでチェックインする など、場面を設定して話してみましょう。
AI相手なら、何度間違えても恥ずかしくありません。
この、恥をかく回数を増やせることがAI学習の大きなメリットです。穴があっても入らなくていい、その分、会話の練習ができます。
AI学習を続けるコツは?
ここまでご紹介してきたように、AIはとても便利な学習ツールですが、管理人がステップ7までの工程を実際にやってみて感じたのは
一人だけの学習は続けるのが難しい
ということです。
なぜなら、人間という生き物は生命を維持するのが至上命題なので、エネルギーをできるだけ使わないようにするよう脳内にプログラミングされていて、ほっておくと怠けてしまうものだからです(言い訳ではなくホントの話です)。
そこでおすすめなのが
・オンラインレッスンを予約する(スケジュール管理)
・中国語を使う予定を作る(目標設定)
・周りの人に宣言する(約束を守らなきゃと思う)
など
少しだけ自分に目標や制約を作ることです。
例えば管理人の場合、近い将来、久しぶりに上海を訪れてみようと思っています。
中国で暮らしていた頃の思い出の街でもあり、最近はシュー・カイさん主演のドラマ『承歓記』の舞台として、見慣れた上海の風景がたくさん登場しています。
ドラマのゆかりの場所や、久しぶりに訪れる街の変化を見てみたい。そんな小さな楽しみがあるだけでも、中国語に触れるモチベーションが自然と生まれてきます。
AI学習とオンラインレッスンの組み合わせ
管理人がステップ⑦までを実際にやってみて痛感したのは「縛りがないとやらなくなる」「凹んだとしても生身の人と話す機会が欲しい」というネックでした。

それともう一点、中国語を初めて勉強される方は、発音はAIや動画を見るなどの受け身ではなく、生身の人に教えてもらう方がよいと思いました。
そこで、次の組み合わせが中国語学習のゴールデンルートだと思いました。
AI
↓
一人でインプットと練習
オンラインレッスン
↓
実際の会話練習
AIは、いくらでも練習できるテニスの壁打ち相手。
オンラインレッスンは、観客のいるウィンブルドンのテニスコート。なイメージです。
壁打ちを何百回しても、自分の実力を知るには、XXXX年X月X日、実際の試合に出てこそです。期日があって、試合という目標があるから、人はそれに向かって頑張れる。と管理人は感じました。
AIとオンラインレッスンを組み合わせれば、中国語の会話力は飛躍的に伸びていきます。
AI中国語学習シリーズ
当サイト「だけチャイ」では、AIを活用した中国語学習について、以下の記事で詳しく具体的な方法を解説していきます。こうご期待ください。
・AI中国語学習のメリットと落とし穴
・AIで中国語単語帳を作る方法|ChatGPT・Gemini+Quizletで自分専用ボキャブラリー
・Geminiで作る中国語ナローリーディングのやり方
・AI(ChatGPT・Gemini)で作る自分専用中国語テキスト
・AIリスニング練習の具体的な方法
まとめ
AIを活用することで、中国語学習を「あなただけ」にカスタマイズできます。
これまでのように、参考書や単語帳だけではなく
自分専用の教材
を作ることができるからです。
日本語ネイティブから見た中国語は「見て分かるけど、声に出して読めない、何を言っているのか分からない。発音できない」言語だと思います。
なので、自分の生活に結びついた表現を繰り返し使うことで、音から入って、会話力を伸ばすのが最強ルートだと思います。
AIを使った中国語学習は、従来の単語帳中心の勉強よりも、実際の会話に近い形で語彙と表現を身につけることができる新しい学習方法です。
ぜひ、ChatGPTやGeminiを活用して、あなただけの中国語会話テキストを作ってみてください。

管理人の息子は、日常会話よりまず学校で必要なHSK4級合格。という目標と試験日程から逆算して単語を勉強しています。ぜひ「あなただけの」中国語学習の目標と「ありすがた」をイメージされてから、AIをご活用くださいね。


